湖山医療福祉グループ

こやまケア研究発表会を開催しました

本日、医療法人財団百葉の会、社会福祉法人百葉の会の
こやまケア研究発表会が開催されました。

Q、こやまケア研究発表会とは?
「こやまケア」は、私たちが追い求めている介護のことを指しています。
・お一人おひとりに寄り添うケア
・お客様の歩んできた人生を大切にし、その方らしさを尊重します
・お客様の喜び、悲しみ、楽しみをともに分かち合います
など10個の行動指針を定めています。

今日の研究発表会は、日頃の各施設の奮闘の様子や良い取り組みを紹介し
これからの私たちのケアに活かしていこうという取り組みです。

今日は、17演題が発表されましたので
その一部を紹介させていただきます。


第1演題 グループホーム百葉南部の郷
『たくさん食べてもらいたい!!』 ~低残渣食への挑戦~
唯一山梨県にある施設でデーサービスとグループホームが併設されています。 今日は、グループホームからの発表でした。
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食べることが大好きだったご利用者様ですが、
病気の発症により、入院。グループホームに戻ることはできたものの、今後の食事は
「低残渣食(ていざんさしょく)」、つまり胃腸に負担をかける食事がNGで
食べてはいけない食事(たけのこ、きのこ類、ゴボウなど特に野菜)が、かなり多くなりました。

「わたしは病気だからこれしか食べれない」
「みんなと違う」

そこで、法人内の管理栄養士に指導を得ながら
・食事を細かく刻めば、提供してもよい野菜がある
・冷蔵庫に普段から代替え品を用意しておいて、ご利用者様の分だけ別途作る

「大変」だけれどもご利用者様にもう1度食事を楽しんでいただくため
職員での試行錯誤がはじまりました。
結果、ご利用者様は再び食事を今まで通り食べていただくことができ
歩行器で歩き回るほど、元気になってくれました。

1つの施設にとどまらず、他法人や違う職種の支援も得ながら
一人ひとりにあったケアを実践した素晴らしい発表でした



第3演題 デイサービスセンターアルク富士宮
「最期まで百葉さんに通わせてあげたい」
~地域で必要とされるデイサービスを目指して~

デイサービスで「看取り」について
どこまでかかわりを持てるか、の事例発表です。

実は、自宅で最期を過ごしたいと望む方が7割に対し
実際に自宅で最期を迎えられる方は、1割程度である、というデータも紹介されました。

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百葉富士宮をご利用いただくA様と、その家族より「自宅で看取る」の意思が固まってから
★不安がある職員に対して、チームでのサポート体制をつくった
★責任感が人一倍強い奥様「もう百葉に迷惑をかけれない」不安なメンタルを支える
後々、非協力的だったほかの家族がからの協力も!
結果、家族みんなでご利用者様を看取ることが叶いました。

通いのサービスという中で、その人らしい、その人が望む最期にむかって
「介護施設でここまでしてくれるんだ」と
同じ法人の職員としてとても誇らしくなるような発表でした



第15演題 グループホーム みずあおい
多職種と一緒に連携してリハビリしようー!
~会いたい人のために支えたい~

みずあおいのデイサービスをご利用いただくA様。
転倒により段差のある自宅での生活が難しいと、みずあおいのグループホームへ入居。
「家族と一緒に、もう1度家で生活する」を目標にした介護が始まりました
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デイサービスは、リハビリ強化型デイサービスのため
リハビリマシーンがあったり、リハビリ職員がいます。
グループホームとデイサービスの連携が始まりました。

結果、施設の階段の上り下りもスムーズに行えるまでに快復。
在宅復帰が叶い、今はご自宅で生活しながら
みずあおいのデイサービスに通っています。

グループホームで「在宅復帰」を目指す取り組みをしている施設はほとんどありません。
百葉らしい、複合施設らしい柔軟な対応が活きた発表でした



人材開発室 部長からの総評では、一つ一つの演題に対して
「ここが良かった」「ここは、もっとこの研究を深堀してみて」と
具体的な指示がたくさん飛びました。

その中で、
「介護は出会った人で決まる」というお言葉をいただきました。
ご利用者様の声を拾って、叶えるか、叶えないかはそこで働く職員次第です。
私たちは、様々な声に耳を傾け、その人らしい生活が送れるよう
個別ケアをいつまでも大事にしたい、と改めて思いました。


最後は、表彰式です!
今回、最優秀賞に選ばれたのは、
湖山リハビリテーション病院の発表でした

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発表者からは
「私一人で得た賞では無い。
看護師、リハビリ職はじめ、医師からの指示が無ければできなかった。
みんなに感謝しかない。
今後も、専門的な知識も活かしながらみんなで協力して、現場を盛り立てていきたい。」

と喜びの声もいただきました。

閉会式では、東京事業部 部長より
「この会は、湖山代表が "介護も医療のような学会にしたい" という思いから生まれたもの。
素敵な発表の数々は、これまで続いてきた歴代のこやまケア委員会の皆様の努力によるものだと思う。
何よりも、ご利用者様に安全、安心を守るためにこれからも続けていきましょう」
とお話しいただきました。

次は全国で行われるこやまケア研究発表会です
百葉の会から15演題を発表予定。 パワーアップした発表をお届けします

今回の17演題の発表の様子と内容は採用ブログでアップしていますので
ぜひご覧になってください。
<★こやまケア研究発表会の様子 ①>
<★こやまケア研究発表会の様子 ②>
<★こやまケア研究発表会の様子 ③>
<★こやまケア研究発表会の様子 ④>

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