介護老人保健施設 星のしずく 管理栄養士

2020年4月入職

新卒で「星のしずく」に入職し、施設で経験を積んだのち、3年目からは食事サービス部のリーダーとして活動。お客様一人ひとりに合った食事ケアを考案し、健康をサポートしています。

PROFILE

Q.1

百葉の会への入職を志望した理由を教えてください。

料理をすることが大好きで、学生時代は旅館の調理師として働こうとぼんやりと考えていました。そんなとき、祖父が病気で入院してしまいます。のちに退院したのですが、食事を通じて回復する姿を目の当たりにして、食で人を支えたいという気持ちが強くなり、福祉施設での就職を考えるようになりました。
厨房を直営していない福祉施設が多い中、「星のしずく」では食事を施設で調理し、直接お客様へ提供することができます。また、管理栄養士が多く、同じ職種の先輩が近くにいることが魅力的でした。大好きな料理をしながら、お客様と関わることができる「星のしずく」で管理栄養士として働きたいと思ったのが入職のきっかけです。

Q.2

現場での経験を通じて、どのような気づきや学びがありましたか。

新卒で入職したため、初めはわからないことばかりでした。少しずつ仕事に慣れてくると、調理に関しても「こうした方がおいしいかな?」と工夫を凝らしながら、自分のアイディアを取り入れることができるようになりました。他の職員と相談しながら仕事を進めることができるので、毎日がとても楽しいです。
また、管理栄養士がフロアに配膳に行くため、食事の様子が気になるお客様には直接声をかけて様子を伺うようにしています。このようなコミュニケーションを通じて、お客様の情報を得たり、自分の目でお客様の状況を確認することができます。看護師や介護士の他職種の職員と情報を共有することで、専門的なアドバイスをいただくことができますし、的確なお客様の栄養マネジメントにつながると感じました。

Q.3

お仕事を通じて、どのような場面で成長を実感しましたか。

仕事を通じて成長した部分は、お客様の栄養マネジメントです。1年目はお客様を知ることで精一杯でしたが、2、3年目から栄養マネジメントを任せてもらえるようになりました。当時は、どうしたらいいか悩みながらも、先輩にアドバイスをもらうことで自分のやりたいことが次第に見えてきました。4年目を過ぎたころから、フロアの職員から「このお客様はどうかな?」と質問されることも増え、周りから一人の管理栄養士として認めてもらえたように感じ、自分自身の成長を実感しています。
また、持病のあるお客様がいれば、その病気について徹底的に調べ、看護師と情報を共有するようにしています。他職種の職員と話すことで、知識がより広がり、お客様にとってよりよい栄養マネジメントが提供できるようになったと思います。

Q.4

これからの目標を教えてください。

食事を担当している以上、お客様一人ひとりに寄り添った食事を提供することが目標です。これは、管理栄養士を続ける限り、永遠の目標になるでしょう。お客様一人として同じ状況の方はいないため、正解はないかもしれません。しかし、その方にとってベストな方法は必ずあります。その実現のためには、日頃からお客様と接し、その方を深く理解することが必要です。
まずは、お客様の隣に座って話をしたり、食事の時間にお客様の元へ足を運んだりすることで、その方の好みを知ることができます。日々の様子を観察し、食べづらそうな場面では食事の形態を変えるなどの工夫をしながら、お客様一人ひとりにとって最適な食事を提供していきたいです。

Q.5

「食を通してお客様を笑顔に」
この言葉に込めた思いを教えてください。

  • この言葉には、私たちが提供する食事を通じて、お客様が喜びを感じ、笑顔になる瞬間を作りたいという思いを込めました。お客様が私たちが提供した食事を食べて「おいしいよ」と笑顔を見せてくださったとき、それが私自身の力にになります。
    食事はお客様の生活の中で非常に大切なものです。お客様の中には、意思疎通が難しい方もいらっしゃいますが、全ての方にベストな食事を提供し、食事を通じて少しでも笑顔になってもらいたいです。